ご挨拶

2018年11月より院長に就任いたしました種田と申します。

当萬田記念病院・糖尿病センターは糖尿病に特化した専門病院として診療しております。

糖尿病は今やかなりポピュラーな病気ですが、初期から進行期に至るまでを

一貫して受け持つことは容易ではありません。

当院は総力を挙げて糖尿病へ立ち向かっています。

糖尿病診療は3本立てです。

一つは糖尿病薬による薬物治療です。

インスリン製剤や数ある経口糖尿病薬を駆使して血糖値を低く変動の少ないものにするというものです。

このためには血糖値の平均であるHbA1cを来院したその場でわかる体制を取り、自己血糖測定、

24時間血糖連続測定(CGM,fGM)等の データを総合的に判断していきます。

二つ目は合併症の検査・観察・治療です。糖尿病の合併症には目・腎臓・神経の3大合併症と

心筋梗塞・脳梗塞 などにつながる動脈硬化性合併症があります。

多くは無症状で進行するものですから定期的的確に検査し、進行度を把握する必要があります。

院長　
種田 紳二

日本糖尿病学会研修指導医
日本糖尿病学会専門医
日本糖尿病学会評議員
日本内科学会認定内科医

CTスキャン、超音波診断装置、胃・大腸内視鏡などの最新の機器を駆使して診療に役立てております。

また、進行段階では人工透析、眼科レーザー治療・硝子体手術等を行います。

このために糖尿病専門医8名と透析専門医2名、眼科専門医2名が総力をあげて取り組んであります。

また、三つ目は主に患者様自身が行う自己管理の部分です。基本になるのは食生活で、

食生活にムラがあるとすぐ血糖値のムラとなって 現れてくることから患者様に

ご自分の食生活に常に目を向けるような呼びかけが大切になってきます。

このため、当院では看護師。薬剤師・栄養士・臨床検査技師などの糖尿病療養指導士を中心とする

コメディカルスタッフが活躍する姿が見られます。

当院では常に研鑽を積み、この3本立てそれぞれのレベルアップを目指し、

よりよい診療につなげていきたいと思っております。

院長　種田紳二