インストラクターによる

上手な運動の仕方について


     

運動療法は、食事療法と共に糖尿病治療の柱といわれている。運動の主な目的として

@エネルギー消費による高血糖の是正
Aインスリン感受性の改善
B高血圧、高脂血症、 心肺機能の改善
C爽快感、気分転換などの精神的な健康維持

など多種にわたる。糖尿病 治療としての運動は歩行などに代表される有酸素運動が効果的である。当院の糖尿病教 室では1回/週「上手な運動の仕方」についてインストラクター(健康運動指導士)による 指導を行っている。ストレッチ体操を中心に運動内容を工夫し、腰や足の関節に負担をか けない方法や正しい歩き方、用具を利用した室内でもできる運動などをプログラムに取り 入れて参加された患者様に運動する楽しさを体験していただきながら、退院後も実行でき るように運動への動機付けを行っている。